皆さん、ドラム持ち運んでますか?


当ブログで何度か紹介している通り、自分はキャリーケースと剣道の防具袋を使用してドラムセットを持ち運んでいます。

経緯と収納方法は過去の記事を参照して頂けるとわかりやすいです。
http://884drum.blog.jp/archives/6340394.html


読むのが面倒な人には商品ページにあった写真を貼ります。
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実際買った時はもっと安かったけど同じものです。
これに16インチの小口径バスドラムを収納しています。
バスドラムの中にスネアを入れているので、一度に2つの楽器を運べるわけです。
これが可能なケースを探すのが一番大変で、おそらく持ち運びドラムで最も難航したのはこの部分だと思います。
何とか解決できたので良かったです。


キャリーケースは楽器や機材を運ぶのに使用している人は少なくないですが、剣道の防具袋を使う人は少ないと思います。
楽器用のケース使えばいいじゃんって思いますよね。

実はこれには理由がありまして。
最も大きな理由が「楽器用ケースは2つ以上の楽器を運ぶ事を想定して作られていない」からなのです。

「バスドラムとスネア」
「シンバルとスタンドとキックペダル」
といった具合に、いっぺんに2つ以上の機材を運ぶ事ができるケースはありますかと聞かれて、すぐパッと思い浮かぶでしょうか。

たぶん、ほとんどないと思います。
あると便利でしょうけど、ないんです。
そんなケースがあっても使う人の方が少ないし、何より楽器それぞれのサイズもあるので作ろうとしても大変なんです。

今でこそ、プロテクションラケットさんからスネアとキックペダルを一度に収納できるケースが出ていたりしますが、それはスネアとペダルを持ち運ぶ人が多いという現状に合わせているため、需要もあるからです。

小口径バスドラムとスネアを一緒に運べるケースを売ったところで、そんな運び方をする人がいないので売れないと思います。

ですので、対応している楽器用ケースが無いのならば、代用できそうなケースを探すなり、技術があるなら自分で作れば良いのです。


自分は楽器用ケースを使うという選択肢をいったん除き、「小口径バスドラムを入れる事ができる」「幅がコンパクトで邪魔になりにくい」バッグを調べまくりました。

その結果、今の防具袋というスタイルに辿り着いたのですが、そこに至るまでに出た案をちょっとだけ紹介したいと思います。

あくまで案レベルで、試してすらいないのでそこまで本気になさらないでください。
とにかく大きい入れ物を手配しようと思って選択肢に出てきたものなので…


・フレコンバッグ
何それ?と言う人が多いと思います。

フレキシブル・コンテナバッグの略です。
粉末や粒状の荷物を入れたり運んだりするアレです。専用の物なら液体も入りますよ。
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専用の業者さんに注文したり、ホームセンターに行けば買えます。
これの凄い所はとにかく大きくて頑丈なのに値段が異常に安いこと。
ドラム缶程度の大きさのものがあったり1トン以上の重さに耐えられるタイプもあるのに、安いと一つ千円程度で入手できたりします。
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こんな風に大量に使用する事前提なので、コストパフォーマンスに優れているんだと思います。

これいいじゃん!一つ買っておこう、と思ったのですが
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外見上の理由でボツになりました。
街中でこんなもの運んでる人間がいたら通報されますね。
自宅で保管用に使うくらいなら良いかもしれませんけども。


・タイヤケース
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自動車のタイヤを入れておくケースです。
とても頑丈です。
タイヤとバスドラム、何となく通じるものがあると思いません?
自分だけかもしれませんね。
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車に全く乗らないもので知りませんでしたが、こんなにオシャレなものまであるんですね。
頑丈でオシャレなんて、最高のケースじゃないですか。

けど、ボツになりました。
ドラム以上に高価で、しかも重く運ぶのに適していなかったのです。
最初に貼った、外側に巻くタイプならまだ現実味はあるのですが、まずはケースが欲しいところです。


あとは色々調べて、アメフトの装備を入れるカバンとかも調べましたね。
「お前みたいな貧弱なアメフト部員がいるか」とケンカを売られそうなのですぐボツになりました。


そして最終的に行きついたのが、学生時代から馴染みの合った剣道の防具袋なのです。
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今はこんなにカラフルで可愛いものもあるんですね。

お値段は張りますが、さらにスタイリッシュで丈夫なものもあり、もはやドラムのケースよりこちらの方が良いのでは?と思うほど。
ショルダータイプも多いのでカバン自体も非常に軽く、肩掛けで運んでも周りの人に邪魔になりにくいコンパクト設計です。サイドポケットもあって小物も入ります。
もう使わない手は無いというくらい気に入っています。

楽器ケースと違って中に衝撃吸収材などは入っていないため、その辺りの工夫は必要ですね。
あとはしっかりサイズを測って、入るものを買えたら完璧です。

これも何度か記事に書いているのですが、16x10のバスドラムの両側のフープを外してギリギリ入る程度なので、防具袋がいかにコンパクトか分かると思います。

せっかく買ったのに入らないなんて事にならないよう、品定めはきちんとするべきですね。
自分も初めて収納した時は、ギリギリ入るか入らないかという状況にかなりドキドキでした笑


といった具合に、今回は機材ケースのお話でした。
ピッタリなケースを見つけて、良い持ち運びライフを謳歌しましょう!